「よ」から始まることわざ

よくとみちづれ【欲と道連れ】
欲にかられてすること、欲得ずくでおこなうことのたとえ。

よこぐるまをおす【横車を押す】
自分の思いどおりにしようと、道理を無視し、強引に無理無態なことを押し通すたとえ。

よわりめにたたりめ【弱り目に祟り目】
困っているときに、さらに困ったことや、災難が重なって起こることのたとえ。
| や行

「ゆ」から始まることわざ

ゆいがどくそん【唯我独尊】
自分がだれよりもすぐれていると思い込むこと。ひとりよがりのこと。

ゆうめいむじつ【有名無実】
名ばかりのことで、実質的な内容が伴わないこと。

ゆきがけのだちん【行き掛けの駄賃】
あることをするついでを利用して、別のことをすること。また、そうやって儲けること。

ゆっくりいそげ【ゆっくり急げ】
急を要するときこそ心して、慎重に行動すべきだということ。
| や行

「も」から始まることわざ

もちはもちや【餅は餅屋】
何事にもそれぞれ専門があって、素人がいくらうまいと言ってもしょせん、専門家にはかなわないということ。

もつべきものはこ【持つべきものは子】
他人なら決してしてくれないようなことも、わが子ならばこそしてくれる。やはり、子は持つべきもので、子供ほどありがたい存在はないとうこと。

もとのもくあみ【元の木阿弥】
せっかく一度よくなったものが、またもとの悪い状態に戻ってしまうたとえ。
| ま行

「め」から始まることわざ

めいきゅういり【迷宮入り】
犯罪事件で、犯人がわからず、未解決になること。

めくじらをたてる【目くじらを立てる】
人のささいな欠点を探し出し、むきになって非難すること。

めでころす【目で殺す】
色っぽい目つきで、相手の心をとりこにし、夢中にさせること。
| ま行

「む」から始まることわざ

むかしとったきねづか【昔取った杵柄】
かつてしっかりと鍛えた腕前や技なので、腕に覚えがあるということ。

むぎいいでこいをつる【麦飯で鯉を釣る】
むぎめしのめし粒で、りっぱな鯉を釣りあげるように、わずかばかりの元手で、大きな利益を手に入れること。

むしがしらせる【虫が知らせる】
いやなことが起こりそうな予感がなんとなく感じること。胸騒ぎなどがして悪い予感がすること。
| ま行

「み」から始まることわざ

ミイラとりがミイラになる【ミイラ取りがミイラになる】
人を連れ戻しに行った者が帰ってこないことのたとえ。また説得しようとした者がかえってその相手に説得されてしまうことのたとえ。

みくだりはん【三下り半】
夫が妻に与える離縁状のこと。

みずにながす【水に流す】
今までのいざこざや気まずさなどを、すべてなかったことにして和解すること。
| ま行

「ほ」から始まることわざ

ぼうじゃくぶじん【傍若無人】
自分の思いどおり、勝手気ままなふるまいをすること。

ぼうぜんじしつ【茫然自失】
驚いてあっけにとられ、気が抜けたようにぼんやりしてしまうこと。

ほうふくぜっとう【抱腹絶倒】
あまりのおかしさに、腹を抱えて転げまわるほど大笑いをすること。
| は行

「へ」から始まることわざ

へそくり
主婦などが倹約するなどして、こっそり貯めた金のこと。

へたのよこずき【下手の横好き】
下手なくせに、ある事がむやみやたらに好きで熱中すること。

へのかっぱ【屁の河童】
たやすくて、何の造作もないこと。なんとも思わないこと。
| は行

「ふ」から始まることわざ

ふうぜんのともしび【風前の灯火】
危険が差し迫って、いまにも滅びてしまいそうなようすのたとえ。

ふえふけどもおどらず【笛吹けども踊らず】
段取りを整えて、さかんに誘ったり促したりしても、だれひとり応じる者がないことのたとえ。

ふくすいぼんにかえらず【覆水、盆に返らず】
離婚してしまった夫婦の仲を再びもとに戻すことはできないというたとえ。
またいったんやってしまったことはもう二度と取り返しがつかないというたとえ。
| は行

「ひ」から始まることわざ

ひじてっぽうをくう【肘鉄砲を食う】
誘った相手から、手ひどく断られることの形容。

びじんにとしなし【美人に年なし】
美人には年齢は関係がないように、いくつになっても若く美しく見えるということ。

びたいちもん【鐚一文】
ごくわずかな金銭のこと。
| は行

「の」から始まることわざ

のうあるたかはつめをかくす【能ある鷹は爪を隠す】
真にすぐれた才能を持っている人は、日ごろはその才能をむやみにひけらかすようなまねはしないということ。

のこりものにふくがある【残り物に福がある】
最後まで残っていたものには思いがけない拾い物がある。先を争って手を出すよりも、人が取り終わるのを待って最後に手を出した人がかえって幸運を手にすることを言う。

のどからてがでる【喉から手が出る】
二本の手だけでは足りなくて、喉からも手が出るほど、欲しくて欲しくてたまらないことの形容。
| な行

「ね」から始まることわざ

ねがったりかなったり【願ったり叶ったり】
相手の出した条件などが、こちらの期待した以上のもので、なにからなにまで好都合であること。

ねくびをかく【寝首を掻く】
相手の油断につけ込み、不意をついて相手をおとしいれること。卑怯な手段で相手をだまし討ちにすること。

ねこかぶり【猫かぶり】
本性を隠していかにもおとなしく、やさしそうに見せかけること。また知っているくせに、まるで知らないふりをすること。
| な行

「ぬ」から始まることわざ

ぬかにくぎ【糠に釘】
なんの手ごたえもないこと。どんなに意見をしてもまるで効果のないことなどに言う。

ぬかよろこび【糠喜び】
いったん喜んだのに、実はまちがいとわかって喜んだことがむだになってしまうこと。

ぬすびとのひるね【盗人の昼寝】
悪事をたくらんで、ひそかにそのための準備をしていることのたとえ。またなんの気なしにふるまっているかのように見えながら、実はある目的や思わくを持っていることのたとえ。
| な行

「に」から始まることわざ

にがしたさかなはおおきい【逃がした魚は大きい】
手に入れかけて、もう少しというところで失ってしまったものは、くやしさが倍増されて、そのものが特別にすぐれていたように思いがちだということ。

にげるがかち【逃げるが勝ち】
場合によっては、ひとまずその場は逃げておいたほうが、結果的に見ると勝ちにつながることもあるということ。

にそくさんもん【二束三文】
値段がきわめて安いこと。多く商品をまとめて安売りするときなどに言う。
| な行

「と」から始まることわざ

とうかくをあらわす【頭角を現す】
才能や腕前が特にすぐれ、際立って目立つこと。

とうがたつ【とうが立つ】
盛りの時期を過ぎてしまうこと。多く、女性の年齢について言う。

どうどうめぐり【堂々めぐり】
同じ議論や考えが繰り返されるだけで、いっこうに進展しないこと。
| た行

「て」から始まることわざ

ていしゅかんぱく【亭主関白】
一家の中で亭主が絶対的権力を握っていることのたとえ。

てがあけばくちがあく【手が空けば口が開く】
頼りないその日暮らしのたとえ。

てきにしおをおくる【敵に塩を送る】
競い合っているライバルの弱点につけ込まず、かえってその苦境から脱出できるような援助の手を差しのべること。

てきはほんのうじにあり【敵は本能寺にあり】
ほんとうの目的がまったく別のところにあることのたとえ。
| た行

「つ」から始まることわざ

つきとすっぽん【月と鼈】
比較できないほどいちじるしい差があることのたとえ。

つけやきば【付け焼刃】
一時しのぎにあわてて身につけたものは、結局それだけのもので、すぐぼろが出るということ。

つつうらうら【津々浦々】
国中すべて、全国至る所ということ。
| た行

「ち」から始まることわざ

ちかみちはとおみち【近道は遠道】
近道はいいように思えるが、実際には危険だったり道が悪かったりして、結局は時間がかかり、遠回りしているのと同じ結果になりがち。

ちくばのとも【竹馬の友】
おさな友達、おさななじみのこと。

ちゃちゃをいれる【茶々を入れる】
冗談を言ったり、冷やかしたり、意地悪なことを言ったりして水を差すこと。
| た行

「そ」から始まることわざ

そこにそこあり【底に底あり】
ものごとの本当の姿は表面にあらわれていることからだけではつかめない。底の下にさらに底があるように、複雑で深い事情が隠されているケースが多いということ。

そでからてをだすもきらい【袖から手を出すも嫌い】
とてつもなくけちなようす。

そなえあればうれいなし【備えあれば憂いなし】
日ごろから用意万端整っていれば、何事も心配することはないということ。
| さ行

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